はじめに
韓国が大好きな方!
韓国で就職したいと考えている方いますよね?

でも韓国で内定を勝ち取るのは
大変って聞いた。。
結論から申し上げると私は今回韓国企業から内定を頂き、就労ビザまでもらうことができました!
ちなみに私のプロフィールを簡単に説明すると、
・日本の大学卒業(学士)
・韓国の留学経験なし
決して条件がいいわけではありません。

みんなも韓国での就活を諦めないで!
今回は就活を始める前の準備段階から面接対策までまとめてみました!
ぜひ最後までご覧ください♪
E7ビザとは
まず私たち外国人が韓国で働く場合は必ず就労ビザ(E7)が必要になってきます。
韓国の就労ビザの条件はかなり厳しく決められており、私たち外国人側の条件としては以下に示す通りです。
- 職種と関連のある分野の修士以上の学位を所持
- 職種と関連のある学士を所持 + 1年以上の該当分野での経歴(経歴は学位、資格取得以降の経歴のみ認定)
- 導入職種と関連のある分野で5年以上の勤務経歴
例えば大学卒の人の場合2に当てはまり、自分の専攻と関連のある業種での正社員の経歴1年以上、かつ韓国でしようとしている仕事と関連がなければなりません。
大学を卒業していない人の場合は、3に当てはまり、正社員の経歴が5年以上必要です。
またただでさえ就職難な韓国で、会社が韓国人でなくわざわざ外国人を雇う明確な理由がなければなりません。
そのため自分の専攻や経歴とマッチしさえすればビザもらえるわけではなく、専攻・経歴を活かしつつ日本人だからこそやる価値がある業務をしなければなりません。
ここで忘れてはいけないのが、私たち外国人にビザを発給するのは会社ではなく国です。
そのため韓国の会社に内定をもらったとしても国からビザが降りなければ、その会社で働くことができません。
私たち外国人は就活を始める前からビザのことを考えておかければなりません。

内定さえもらえればすぐ仕事が
始められる韓国人が羨ましい。。
実際の就活の流れ
応募する前に
私は韓国で有名な求人サイト「サラミン」、「ジョブコリア」で求人を探していました。

求人を探す時も私たち外国人はやはりビザのことをあらかじめ考えつつ探さなければなりません。
内定もらってからビザを申請してみて、降りなかった!となってしまったらかなりの時間のロスになってしまうので、始めからビザがもらえそうな企業に応募するのが大事です!
そのため「自分の専攻×日本」「自分の業務経歴×日本」で自分がビザをもらえそうな業務は何があるか求人サイトで探して見ましょう。

日本人だからこその強みを活かすことが大事!
例えば、、
自分が看護学部を卒業していて看護師の経歴があるなら「간호사 일본(看護師 日本)」だったり「피부과 일본(皮膚科 日本)」、経営学部卒でマーケティングの経歴があるなら「마케팅 일본(マーケティング 日本)」、販売員の経歴があるなら「영업 일본(営業 日本)」
ただ自分がどの業務でビザもらえるのか自分で判断がつかない人も多いと思います。
その場合は、現地のE7ビザに詳しい現地の行政書士さんに問い合わせてみるのが早いと思います!
韓国の検索エンジン・NAVERで「취업비자」、「E7비자」などと調べると本当にたくさんの行政書士事務所が出てきます。
その中から何件か問い合わせてみましょう♪
行政書士さんの中には電話番号だけでなく、カカオトークを公開している人もいるので日本から問い合わせることも可能です!

普通は会社から内定をもらってから連絡することが多いので、内定もらったら利用する旨を伝えてから相談するといいかもしれません!
自分がビザがもらえそうな業務が定まったらあとはひたすら求人サイトから応募するだけです!
ここで大事なのが応募条件に当てはまっていなくてもとりあえず応募することです。
例えば応募条件に書かれている経歴年数に達してなくても私は構わず応募してましたし、厳格に言えばその業務経歴がなかったとしてもとにかく応募していました!
本当に意外と通ることがあります!
萎縮しないで応募しちゃいましょう!
書類選考
求人サイトに公開している簡易的な履歴書で書類選考が通ったら次は本格的な履歴書を提出します。
(小さい企業やサービス業の場合はこの段階を通り越してそのまま面接に行くこともあります。)
本格的な履歴書を書くとき大切なポイントが4つあります。
①応募業種や企業についてしっかり勉強する
私は書類通過した企業を評価している記事を見てとにかくその企業の特徴を掴み、「なぜその企業で私が働きたいのか」、「なぜその企業に私が必要なのか」を何度も考えました。
面接の時に会社についての質問をされることも多いのでその企業について知っていることはとっても大事です!
②企業の募集要項の求める人材欄見て、それに合った文章で履歴書を作る
例えば、募集要項に「性格が〇〇な人」と書かれていたら、履歴書で自分の長所欄に「性格が〇〇なところ」とそのままコピーして、さらに具体的なエピソードを添えます。
そうすることで会社が求めている人材と自分がマッチしていることをアピールすることができます。
③履歴書の書き方動画見て、自分が書いた履歴書を修正
韓国語で「이력서 잘 쓰는 법」(履歴書の書き方)と調べて履歴書の書き方を研究していました。
おすすめなのは人事部で10年以上勤めた経歴を活かし、韓国就活生に向けて情報を発信している「면접왕 이형」(面接王イヒョン)のチャンネル。
この動画は「面接官が5秒だけ見ても合格させたくなる履歴書の作成方法3つ」という動画で、具体的に履歴書をどう書いたらいいのか説明しています。
<動画の一部要約>
・自分が話したいこと×
→相手が聞きたがっていることを中心に作成
・自分が好きなもの× 興味があること×
→自分が会社に貢献できること
・根拠がないこと×
→具体的な根拠を添える
ここで大事なのは実際に自分で履歴書を書いて見てからこの動画を見ることです!
この動画では「こうやって書かないてください」とダメ出しの部分がいくつかあって、この動画を見てからいざ履歴書を書こうとすると何も書けなくなってしまうからです。。
なのでまずは自力で履歴書を一旦書いてみて、動画を見ながら修正をしていくのが良いと思います!
④とにかく履歴書を飾る!
私は日本の国家試験の他に民間資格をいくつか保持しています。
ですが正直、外国では国家資格以外何も役に立たないと思っています。
ただ、私は民間資格でも目を引きそうなものはとにかく記入するようにしてました!

この資格なんだかよく分からないけどすごそうだな!
努力したんだな!
そう思わせたものの勝ちです!
面接
面接準備
①求人サイトにある過去面接をの質問見てリストアップ
求人サイトで企業のページに入ると、過去に面接を受けたことがある人の体験談が載っています。
<ジョブコリアの場合>
「기업정보」→「인적성」→「면접질문」、「면접후기」、「최종합격후기」

面接の際に実際に受けた質問や、面接時の雰囲気など詳しく書かれています。
実際に受けた質問をメモなどにリストアップ、それに対する自分の答えを記入、さらにそこから深掘りすることで自分の考えをまとめましょう!
以下は私が実際に用意した質問リストです。
<実際の質問リスト>
・自己紹介
・前職の退職理由
・日本での前職についての説明
・今回の職務で活かせる知識・経験
・自分の価値観
・成功経験、失敗経験
・前職での同僚との関係性
・この会社を選んだ理由
・自分のいいところ、悪いところ
・この会社のいいところ
・この会社の改善点
・キャリアのどの面で成功したいか
・この会社で何をしたいか
また私たちは外国人という特別な存在なので、
・韓国で働きたい理由
・韓国に興味を持った理由
・韓国語をどうやって勉強したのか
などといった質問の答えも考えておきましょう!
会社は長く働いてくれる人を求めているため、韓国がとにかく大好きで長く働きたいといったことをアピールするといいと思います。
②模擬面接の動画で練習
①でまとめた自分のメモを思い浮かべながら、実際に練習してみましょう。
私がよく練習していたのはYoutube「강민혁」の模擬面接動画です。
動画を再生すると、実際の面接の時の緊張感を感じることができておすすめです!
また、面接に行く前に服装の準備もしなければ行けません。
<必ず準備するもの>
・スーツ
・フォーマルな靴
コートやカバンについてなのですが、日本ほど気をつけなくても大丈夫ですが、一応黒なら黒、などと全て色を統一した方が良いそうです。
ただ比較的小さい企業はゆるいですし、大きい企業は、面接の待合室がありコートとか鞄を置いて面接室に向かうため、コートやカバンを見られることは少ないと思います。
そのため基本的にスーツと靴さえフォーマルな雰囲気なら大丈夫だと思います!
韓国に住んでいる方は、自分が住んでる地域でスーツを無料でレンタルすることもできるのでチェックしてみてください♪
面接当日
面接ではたくさん練習した成果を見せれば大丈夫です!
面接の最後に「質問はないですか?」と聞かれることが多いですが、ここでは必ずビザ関連の質問をしましょう!

就労ビザで働いている外国人はいますか?

就労ビザを支援したことはありますか?
大きい会社なら就労ビザで働いてる外国人がいるはずなので、それほど心配しなくても大丈夫だと思いますが、小さい会社なら外国人が働いている可能性は低いので特に聞いたほうがいいです!
自分が会社の中で初めてE7ビザの外国人として働くことよりも、すでにE7ビザを支援したことのある会社で働くほうがハードルがずっと低いです。
なぜならE7ビザは、専攻・経歴とのマッチといった本人の条件だけでなく、会社側の条件もかなり厳格で、さらにビザ申請時に会社が用意しなければならない書類が多く、複雑だからです。
日本にいる時から準備できること
いますぐじゃなくても何年後かに韓国就職を考えている方もいると思います。

今じゃないけど、数年後に
韓国語働きたい!
今何を準備すればいい?
そんな方に今からでも準備して欲しいことが2つあります。
- ジョブコリア、サラミン(求人サイト)に登録して求人を見る。
- TOPIK3級以上を取得しておく。
1.ジョブコリア、サラミン(求人サイト)に登録して求人を見る
自分が就労ビザをもらえそうな業種や会社の求人がどれくらいあるのか把握しておくだけでも大事です!
私は韓国に入国してからようやく求人サイトを見始めたのですが、自分の条件で働ける業種や会社が少ないことをそこでようやく知ることになりました。
就活している時は精神的に不安定になっていたので、より心が折れそうになりました。

韓国就職したい人は何もかも
早め早めに調べておいてください!
2.TOPIK3級以上を取得しておく
会社に内定をもらう際も大事ですが、ビザを取得する際にもかなり重要になってきます。
就労ビザを申請するときに数ある職種の中から一つの職種(コード)を選んで申請するのですが、その中で代表的な「해외 영업원(海外営業員)」というコードがあります。
このコードは、ビザ申請の必要書類の中に「有効期限内のTOPIK3級以上の成績証明書」があります。
TOPIKは韓国語学習者なら誰でも一度は受けたことがあるくらい有名な試験ですが、有効期限がたった2年しかないためすぐ切れてしまいます。
厄介なのが、TOPIKは毎月開催されている試験でもないですし、試験の応募は何ヶ月も前から行わなければなりません。
また成績が出るのも試験から数ヶ月後です。
やっと内定をもらっていざビザを申請するときに、

今月ビザ申請しないといけないのに
有効期限切れたTOPIKしかない!
でも今申し込んで結果出るのは数ヶ月後。。
とならないようにビザ申請するタイミングで有効期限内のTOPIKを持参しているようにあらかじめ準備する必要があります。
まとめ
以上が韓国で外国人として内定をもらう方法でした!
余談ですが、私が面接を受けたある会社では面接もかなり手応えがあり、「就労ビザを支援したことある」「ビザの支援は何も難しいことがない」と面接の際に言われ、無事合格通知をもらい安心していました。
合格通知の際の電話では「ビザについて調べますね。また来週中に連絡します。」と言われ、連絡を待っていたら、その後連絡が途絶えたことも。。
E7ビザは国に申請して許可をもらうことも難しいですが、支援してくれる会社を見つけるのも本当に難しいんだなと感じました。。
就活中は何度も何度も心が折れそうになりましたが、E7ビザの許可をもらった今は今まで頑張ってきて本当に良かったと思いました。
皆さんも諦めずに最後まで頑張ってくださいㅠㅠ!
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